DELLのVostro 3800のHDDをSSDに換装したときの備忘録です。
換装の目的
PCの起動・終了の高速化
ソフト・アプリの起動・動作の高速化
(とにかくHDDがガリガリ・チリチリと鳴きながら動作が遅い)
対策
これまでのOSが入ったHDDをSSDにクローンしCドライブとし、元のHDDはOSを残したまま、余剰領域をデーター領域とし、それをDドライブとして使用する。
換装前のVostro 3800について
HDDは500GB(実容量464GB)で、GPTフォーマットされており、起動はUEFI BIOS。
このPCはDELLのビジネスモデルで購入時にはアプリはほとんどインストールされていません。
OSはWin8.1からWin10にアップグレード済み、クリーンインストールはしていないが、C:ドライブの実使用量52GBと少ない。
HDDはパーティションは6つに分かれていました。(写真ディスク1)
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR
500MB 40MB 750MB 457GB 931MB 6.36GB
通常、C:ドライブだけが見える状態で、他のパーティションは、ブートや回復イメージなどが格納されている隠しパーティション(以下予約済みパーティション)です。予約済みの容量は合計8.6GBです。
使用するSSDについて
2015年購入のTransend製128GB。他のPCで使っていたものを流用。HDDと同じGPTフォーマットされています。実容量は110GBしかありませんのでクローン化するには工夫が必要です。OSだけSSDにクローンします。
SSD化の作業イメージ
SSDの容量がHDDの1/4なので、Win10のOS領域のみHDDにクローン化するため、
HDD(465GB)をOS領域110GBとデータ領域350GBに分割
110GBをSSDに、残りの350GBはHDDのデータ領域として利用
使用するフリーソフト
Ccleaner:レジストリ掃除、キャッシュ・クッキー削除
Defraggler:HDDのデフラグ
EaseUS Partition Master:HDDのパーティション操作
EaseUS Todo Backup:HDDパーティションのクローン
※容量の多いHDDから少ないSSDへのクローンにはAOMEI Backupperが使えるのだが、各予約済みパーティションサイズを一切変更したくなかったので、敢えて面倒な作業をすることにした。
クローン化前の作業
1. C:ドライブの掃除
Ccleanerでレジストリやクッキー、キャッシュを全て削除
Defragglerでデフラグ
2. C:ドライブのリサイズ
Easeus Partion MasterでC:ドライブの容量を465GB(使用容量52GB)から110GBに縮小リサイズ、残りの347GBは未割当パーティションとする。
EFI DIAG Winretools C:Win10 未割当 予約済 PBR
500MB 40MB 750MB 110GB 347GB 931MB 6.36GB
3. パーティションの移動
予約済とPBRのパーティションをこの順にC:Win10 の隣に移動させると、赤字のようになる。
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 347GB
予約済みパーティションは元のサイズのままで残っている。(下の画像のディスク1)
4. Vostro3800内へSSDを装着
SATA0とSATA1が6Gbpsなので、SSDをSATA0、HDDをSATA1に接続し、BIOSで最初はHDDからブートするように設定。
5. Easeus Todo Backupでクローン
ソース:ディスク1のHDD
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 347GB
ターゲット:ディスク0のSSD
オプション:SSDの最適化にチェック
約18分でクローン完成
ターゲットのSSDの右端にわずかな未割当領域が発生した。
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 数十MB
6.Easeus Partition MasterでSSDのパーティションの再移動
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 数十MB
これを、PBRのサイズを変更せずに右端に移動
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 未割当 PBR
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 数十MB 6.36GB
さらに、予約済のサイズを変更せずにPBRの隣に移動
EFI DIAG Winretools C:Win10 未割当 予約済 PBR
500MB 40MB 750MB 110GB 数十MB 931MB 6.36GB
C:Win10のサイズを拡張して、未割当部分を無くす。
7. HDDの未割当部分をデータ領域にする
ディスク1のHDD
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 347GB
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR Data_HDD
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB NFTS347GB
8. 最終作業
BIOSでSSDをブートディディスクにして起動
ディスクの管理画面でSSDとHDDの各パーティションを確認
エクスプローラーでC:Win10_SSDとData_HDDだけが見えるように、余分なドライブレターを削除する。
再起動してもう一度確認。良ければ終了。
私のPCでは、上のようになりました。
Vostro 3800に換装したTransend製128GB SSDのベンチマーク
今はあまりソフトを入れていないので遅くはありません。
換装の目的
PCの起動・終了の高速化
ソフト・アプリの起動・動作の高速化
(とにかくHDDがガリガリ・チリチリと鳴きながら動作が遅い)
対策
これまでのOSが入ったHDDをSSDにクローンしCドライブとし、元のHDDはOSを残したまま、余剰領域をデーター領域とし、それをDドライブとして使用する。
換装前のVostro 3800について
HDDは500GB(実容量464GB)で、GPTフォーマットされており、起動はUEFI BIOS。
このPCはDELLのビジネスモデルで購入時にはアプリはほとんどインストールされていません。
OSはWin8.1からWin10にアップグレード済み、クリーンインストールはしていないが、C:ドライブの実使用量52GBと少ない。
HDDはパーティションは6つに分かれていました。(写真ディスク1)
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR
500MB 40MB 750MB 457GB 931MB 6.36GB
通常、C:ドライブだけが見える状態で、他のパーティションは、ブートや回復イメージなどが格納されている隠しパーティション(以下予約済みパーティション)です。予約済みの容量は合計8.6GBです。
使用するSSDについて
2015年購入のTransend製128GB。他のPCで使っていたものを流用。HDDと同じGPTフォーマットされています。実容量は110GBしかありませんのでクローン化するには工夫が必要です。OSだけSSDにクローンします。
SSD化の作業イメージ
SSDの容量がHDDの1/4なので、Win10のOS領域のみHDDにクローン化するため、
HDD(465GB)をOS領域110GBとデータ領域350GBに分割
110GBをSSDに、残りの350GBはHDDのデータ領域として利用
使用するフリーソフト
Ccleaner:レジストリ掃除、キャッシュ・クッキー削除
Defraggler:HDDのデフラグ
EaseUS Partition Master:HDDのパーティション操作
EaseUS Todo Backup:HDDパーティションのクローン
※容量の多いHDDから少ないSSDへのクローンにはAOMEI Backupperが使えるのだが、各予約済みパーティションサイズを一切変更したくなかったので、敢えて面倒な作業をすることにした。
クローン化前の作業
1. C:ドライブの掃除
Ccleanerでレジストリやクッキー、キャッシュを全て削除
Defragglerでデフラグ
2. C:ドライブのリサイズ
Easeus Partion MasterでC:ドライブの容量を465GB(使用容量52GB)から110GBに縮小リサイズ、残りの347GBは未割当パーティションとする。
EFI DIAG Winretools C:Win10 未割当 予約済 PBR
500MB 40MB 750MB 110GB 347GB 931MB 6.36GB
3. パーティションの移動
予約済とPBRのパーティションをこの順にC:Win10 の隣に移動させると、赤字のようになる。
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 347GB
予約済みパーティションは元のサイズのままで残っている。(下の画像のディスク1)
4. Vostro3800内へSSDを装着
SATA0とSATA1が6Gbpsなので、SSDをSATA0、HDDをSATA1に接続し、BIOSで最初はHDDからブートするように設定。
5. Easeus Todo Backupでクローン
ソース:ディスク1のHDD
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 347GB
ターゲット:ディスク0のSSD
オプション:SSDの最適化にチェック
約18分でクローン完成
ターゲットのSSDの右端にわずかな未割当領域が発生した。
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 数十MB
6.Easeus Partition MasterでSSDのパーティションの再移動
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 数十MB
これを、PBRのサイズを変更せずに右端に移動
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 未割当 PBR
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 数十MB 6.36GB
さらに、予約済のサイズを変更せずにPBRの隣に移動
EFI DIAG Winretools C:Win10 未割当 予約済 PBR
500MB 40MB 750MB 110GB 数十MB 931MB 6.36GB
C:Win10のサイズを拡張して、未割当部分を無くす。
7. HDDの未割当部分をデータ領域にする
ディスク1のHDD
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR 未割当
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB 347GB
EFI DIAG Winretools C:Win10 予約済 PBR Data_HDD
500MB 40MB 750MB 110GB 931MB 6.36GB NFTS347GB
8. 最終作業
BIOSでSSDをブートディディスクにして起動
ディスクの管理画面でSSDとHDDの各パーティションを確認
エクスプローラーでC:Win10_SSDとData_HDDだけが見えるように、余分なドライブレターを削除する。
再起動してもう一度確認。良ければ終了。
私のPCでは、上のようになりました。
Vostro 3800に換装したTransend製128GB SSDのベンチマーク
今はあまりソフトを入れていないので遅くはありません。