(2018/12/01)記事後半に調整のためのヒントを追記しました。

DSN-VC288 を2個買いました。
基板に電圧・電流のそれぞれ校正用のVRがついています。

P_20180710_153747_vHDR_Auto
 1個は基板VRで調整出来た。

1個は正常に電圧・電流ともに使用電圧付近でテスターとの校正ができました。
もう1個は、電流の値表示が約0.06A「低い方」に出てしまい、VRを回してもテスターの値と一致させることが出来ませんでした。

P_20180710_153423_vHDR_Auto
 もう1個は誤差が0.06A程度出てVRでは調整の範囲外

ネット上にはこの電流の校正方法が色々出ていましたが、自分なりに銀色のシャント抵抗の長さ(抵抗値)に着目しました。

P_20180711_102013_vHDR_Auto
 長い銅線に交換した

(仮定)電流測定用の銀色のシャント抵抗を変えるとどうなるか?
(実験1)オリジナルの銀色の抵抗線を取り外し、1.6mmの銅線に交換
(結果)電流値0.00A
(考察)銅線の抵抗が小さすぎる。

P_20180711_111157_vHDR_Auto
 抵抗線を基板ぎりぎりにつけてみた。

(実験2)オリジナルの銀色の抵抗線が見た目長くなるように基板に取り付けた。
(結果)電流の値表示が「大きく」なった。VRを回してテスターの表示に一致させた。
(考察)銀色のシャント抵抗がほんの少し長くなり発生する電圧が僅かに増えた。
(欠点)よく使う5V付近でしかも電流0.25Aではテスターと一致するが、電圧・電流を変化させると誤差が生じる。実用的にはその誤差があることを認識しておけば使える。

(2018/12/01)記事後半に調整のためのヒント
回路図2例(正しいか?)
dsn-vc288-datasheet

c4a5c29s-960

回路図説明動画と切り出したキャプチャー画面
https://www.youtube.com/watch?v=UubXv_w4x5s

1543647072592

1543647114441

抵抗を置き換えた例
これで正確な数値を示せるかは不明。今後の参考に。
DSN-VC288--ammeter-calibration

100V-10A-DSN-VC288–RESET-02
 3個の抵抗が見える。ピンセットでリセットする場所を示す。