kuriyan60

還暦くりやん旅に出る

若き時代にバッグパッカーとしてアメリカ大陸横断を果たしたくりやんが還暦を向かえ再び海外旅行に挑戦します。 また海外SIMなど個人旅行で必要な事柄を備忘録として記事にしています。

BTA24-600B

16 10月

日立サイクロン掃除機CV-SW7000の基板修理

日立サイクロン掃除機CV-SW7000(2012年製)の本体分解修理と電動パワーヘッドの交換


 電動パワーヘッドが動かなくなったので原因を調べていたら、本体基板の故障が判った。「結局電動パワーヘッドを交換したら解決した」


延長管を修理した時の記事(2019年3月28日)はこちら



問題点を見つけ解決までの経緯

代替中古品B購入
1. 2021年9月 現用Aの電動パワーヘッドの調子がおかしくなりヘッドのモーターが回りっぱなしになった。故障したのは本体かパワーヘッドか?
2. 2021年9月 メルカリで電源が入らないというジャンクの同型CV-SW7000(2012年製)Bを購入した。確かに電源が入らなかった。
3. 中古Bのパワーヘッドを現用Aに挿すと、短時間ヘッドのモーターが回転した後、現用A本体の電源が切れた。中古B本体に現用Aのパワーヘッドを挿しても電源は入らなかった。
4. 中古Bのパワーヘッドに問題があり、現用A本体にも異常が発生した模様。結果論だが、正常に動作する電動パワーヘッドだけ交換すれば良かったのだ!


パワーヘッドモーター焼損
5. 現用A本体を分解し基板を調べると125V1.5Aのヒューズが切れていた。同じく中古B本体も分解して調べるとヒューズが切れていた。
6. 中古B本体基板のヒューズを手持ちの125V1.0Aに交換し、中古Bのパワーヘッドをつけると一瞬だけモーターが回転したが、再び本体基板のヒューズが切れた模様。中古Bのパワーヘッドの故障が原因だと判明した。
7. 中古Bのパワーヘッドを分解しモーターだけを取り出しAC100Vを印加すると、回転したがすぐにモーターが焼き切れた。中古Bのパワーヘッド用モーターが故障の原因だった。パワーヘッド内の基板のトライアックも破損していたこと(文末)が後で判明した。


本体基板の修理
8. 現用A及び中古B本体基板上のトライアックを調べると各端子間が異状な抵抗値を示したので、手持ちのトライアックに交換した。
9. 現用A本体にパワーヘッドAを着けず本体のみで電源を入れると正常に動作した。
10. パワーヘッドBの異常で本体基板AとBのトライアックが破損しヒューズが切れたようだ。
11. パワーヘッドAが正常かどうか不明なので、正常に動作するパワーヘッドCを購入することにした。


中古パワーヘッドCの購入
11.ヤフオクで中古のCV-SU7000(2011年製)用の正常に動作するパワーヘッドCを購入した。
12. 中古パワーヘッドCを現用Aに取り付けるとモーターが回転し正常に動作し掃除が出来るようになった。ヘッドのインジケーターである緑と赤のLEDも正常に点灯した。
13. 現用パワーヘッドAを現用A本体に取り付けると緑LEDは点灯しないことを除き掃除が出来るようになった。
14. パワーヘッドA内の基板の一部に故障が残っているようだが掃除自体は問題ない。


2台の掃除機が使えるようになった。
15. 本体Aに中古Bの延長管(正常品)とパワーヘッドCを付けた。
16. 本体Bに現用Aの延長管(自己修理品)とパワーヘッドAを付けて予備とした。


ここから分解や修理の詳細


(書きかけです)

本体分解動画はこちらを参考にさせていただきました。CV-SU7000



本体を分解し制御基板を取り出すまで
  写真は参考まで
20210924_152353
 本体ネジを外す
20210924_152448
 後ろのネジを外す
20210924_152546
 さらにネジを外す
20210924_152633
 赤いカバーを上に上げる
20210926_155638
 コード先端を止めるストッパーを本体から外すと赤いカバーを分離できる
20210926_155754
 コードを抜きストッパーを元の本体に戻す
20210924_152828
 コードの様子を記録
20210924_152834
 この基板はそのままでコネクタのみ外す
20210924_153242
 灰色の丸い上カバーを持ち上げて、コネクタを外す
20210924_153344
 ゴムリングを外す
20210926_152042
 上から
20210926_152120
 配線の様子を記録
20210924_153415
 モーター本体を持ち上げる
20210924_153516
 フェルトカバーは外さなくてもよい
20210924_153632
 フェルトを外すと接点が見える
20210926_154915
 念のため接点をチェック。摩耗は少ない
20210926_154718
 白い底面カバーを持ち上げ緑の制御基板が見えるようにする
20210924_154541
 モーター底面に制御基板がある
20210926_163438
 基板裏面を目視チェック
20210926_152536
 配線の様子を記録
20210926_152529
 配線の記録
20210924_154629
 基板横からチェック。黒いビス3本を外す
20210926_153049
 緑の基板を持ち上げる。
20210926_155853
 本体から基板を外したところ。コネクタに戻しやすいように赤黒の印を付けてからすべて抜く
20210926_153358
 コンデンサ類は目視異状なし
20210926_153515
 基板表面のヒューズが切れていた。隣のBCR16CM(注2)は異状見えず

制御基板の破損パーツの交換
20210926_162159
 半田ごてで切れたヒューズを取り去る
20210924_161713
 新しいヒューズに交換する。リード線は特に必要なし。直接基板のリード線に半田付けすればよい
20210926_153456
 トライアックBCR2PM(注1)の樹脂下部に黒い丸が見える。樹脂が溶けた跡のようだ
20210926_153318
 トライアックT1の足が焦げて黒い。
20210928_160828
 破損したBCR2PMの足を切り、半田ごてでその足を抜いた後、手持ちで大容量のトライアックBTA24CW600B(注3)に交換した


修理した基板の動作チェック
test
 モーター裏に基板を戻し写真のような状態にして電源コードを挿す。ゴミ吸引パーツは一切不要。パワーヘッドも今はつけない。電源スイッチのあるホースだけ挿して電源ON、強中弱、その他のスイッチのON/OFFをしてモーターが正常に回転するか確かめた。
20211016_155912
 次に延長管と正常動作する中古パワーヘッドC(右)を取り付け正常動作するかチェックする。左は現用Aのパワーヘッド(左)で樹脂成型の違いが判る。

 パワーヘッドを現用Aのものに交換してみると、正常なら円状に点灯するヘッドのインジケーターの緑LEDが点灯しなかった。ヘッド内部基板のどこかがおかしいと思うが、掃除には全く支障が無い。



(おまけ)中古Bのパワーヘッドの分解
 モーターがおかしいか、内部基板がおかしいか確かめるために分解してみた。
20210927_162701
 左右の軸受けパーツを外す
20210927_162911
 ブラシを外し、さらに写真に見える6本のビスを外す。ヘッド周りの保護用ゴムを外す
20210927_175159
 パワーヘッドの内部
20210927_163951
 配線の様子 小さいのはLEDインジケーター基板
20210927_171030
 モーター制御基板。左のトライアックBT134(注4)、LNK562はAC/DCコンバータ
20210927_171046
 BT134付近
20211003_141526
 配線の様子
20211003_144052
 ブラシ用ACモーター、赤黒にAC100Vを印加するとモーターは回転したが直ぐに煙を出して燃え尽きた。
20211004_165240
 BT134端子の樹脂を剥ぐ
20211004_170448
 基板から外したBT134。抵抗値が異常を示した
20211004_174305
 BTA24-600Bに交換

(つづく)



BCR2PM、BT134は破損していたのでBTA24-600Bに交換した。
(注1)BCR2PM  トライアック 600V, 2A, 3-Pin TO-220F
(注2)BCR16CMトライアック 600V, 16A, 3-Pin TO-220AB
(注3)BTA24-600Bトライアック 600V, 25A, 3-Pin TO-220AB, スナバーレス
(注4)BT134 トライアック, 600V, 4A, 3-Pin SOT-82

14 2月

TTP223タッチセンサーモジュールの実験

AC100V制御の実験

 
 黄色いコードに指を近づける度にON/OFFを繰り返すようにTTP223モジュールを設定しています。この負荷のLED電球には点灯時少し遅延があります。

P_20200214_112309_vHDR_On
 TTP223モジュール TLP561Jフォトカップラー BTA24-600Bトライアック
 取り敢えず220Ωと100Ωで点灯実験
P_20200214_112358_vHDR_On
 上の回路図(一部)のMOC3029の代わりにTLP561Jを使っています。
 TTP223モジュールのI/O出力から220Ωを通じてTLP561Jへ。BTA24-600Bのゲートにはとりあえず100Ωを使っています。


DC12V制御の実験


 黄色いコードに指を近づける度にON/OFFを繰り返すようにTTP223モジュールを設定しています。モジュールには12Vを三端子レギュレータで3.3Vに、負荷のLEDは5~12Vで点灯させています。

P_20200214_142609_vHDR_On
 実際の回路は右の手書きです。クリックすると拡大
 TTP223モジュールへは12Vを3.3Vにダウンして印加

P_20200214_142754_vHDR_On
 TTP223モジュール LP2950L-3.3V低損失三端子レギュレータ
 NchパワーMOSFET FKI06269(60V24A) 砲弾型LED+220Ω
 印加電圧DC12V


応用例その1 DC12Vのタッチスイッチバー
 一連の実験からの知見を使ってLEDスタンドのタッチスイッチを製作してみました。費用は100円程度でした。
P_20200217_175135_vHDR_On
 DC12V1AのLED負荷のスイッチ用にNchパワーMOSFET 2SK4017(60V5A)を使用。
P_20200217_175145_vHDR_On
 タッチする毎にON/OFFするように、TTP223のBピンはショート。
 写真のICの上のランド(LEDと反対側)に安定化用の10pのセラコンを追加しました。
P_20200217_193834_vHDR_On
 長細い基板を熱収縮チューブで巻きました。先端に触れるとON/OFFします。
P_20200217_192501_vHDR_On
 回路図です。LEDの負荷には12Vで0.8A流れています。また制御用2SK4047に発熱が認められます。

(2020/07/26追記)
 6月頃から、点灯した直後だけ、すぐ消灯することが多くなり、7月になっても症状が改善しないので、別のTTP223モジュールに変更しました。

20200726_101811
 別のモジュールと交換した
20200726_102326

(2020/09/03追記)
 8月の猛暑の影響か、交換したこのモジュールも、点灯した直後だけ、すぐ消灯することがある。

(2021/01/12追記)
応用例その2のタッチスイッチはこのような現象は全く起こらない。


応用例その2 DC12Vのタッチスイッチ
P_20200219_174142_vHDR_On
 製作その1は細長い板状にしましたが、その2では同じ回路の空中配線でPETボトルのキャップ内に収めました。半田付けの際、どこかと接触したのか2SK4047 FETが1個オシャカになるミスがありました。
P_20200219_175600_vHDR_On
 LEDデスクライトのON/OFF用に天板に貼り付けました。このライトには12Vで0.8A流れています。点灯時は発熱しますが、最大5Aの2SK4047で大丈夫のようです。

(2021/01/12追記)どちらも不具合なく使用しています。

(2021/07/11追記)どちらも不具合なく使用しています。

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