きゅうりの水やりや水耕栽培用に試作・実験してみました
我が家の家庭菜園は自宅から少し離れたところにあり、電気・水道がありません。水やりは貯蔵雨水を使っています。条件が悪いですね。
試作品1(ゴミ)
DAISO100均自動給水器なるものを買ってみましたが、点滴量の調整が出来ませんでした。陶器製の先から水が勢いよく出てしまいました。
緑のチューブを折り曲げて点滴量を調整しますが、ペットボトルを上に置かないと水が出ませんでした。また水量もかなり多くすぐにボトル内の水が無くなってしまいました。
試作品2
医療用輸液セット(点滴チューブ)の水量調整パーツが欲しくてAmazonで購入、10本1,404円でした。針はもちろん使いません。
針は使いません。針のチューブは外れます。
2Lのペットボトル底部に穴を開け、クリヤーボンドで接着し、さらにグルーで固めました。
これは点滴パックに挿すパーツです。水は2Lで約2kgあります。最初接着が弱いと水漏れしました。ゴムパッキンがあれば、それで水漏れを防止した方が良さそうです。工夫のし甲斐のある個所です。
点滴器の実験をしています。振動を与えると、ペットボトルとチューブ挿入口の隙間から水漏れが発生しました。
点滴量の計算
この輸液セットには、20滴1mL=1滴0.05mLと書かれていました。病院に行くと看護師さんが時計を見ながらしたたる点滴量を調べています。ここでは10秒間に何滴したたるといいのか計算してみました。
計算1 10秒間に10滴の場合
1分間=60秒に60滴ですので3mL、これは1時間=60分では180mL、10時間では1.8Lです。
計算2 10秒間に20滴の場合
計算1の結果から、2Lのペットボトルなら、5.5時間水を垂らすことが出来ます。
計算3 10秒間に9滴の場合
1分間=60秒に54滴ですので2.7mL、これは1時間=60分では162mL、12時間では1.94Lとなり2Lのペットボトル1本分です。
計算4 10秒間に4.5滴の場合
計算3の結果から、ゆっくり24時間水を垂らすことが出来ます。
実際に設置するのはこれからですが、注意点は
・ペットボトルが日光でレンズにならないようにボトル周りを遮光する。
・水の出口より上にペットボトルを置く。
・ボトルキャップは空気が通るようにゆるく締めておく。
応用例 茄子の潅水
茄子3本の茎元に点滴チューブを設置しました。
・10秒間に9~10滴
・水タンクは10Lポリバケツ
・点滴調整器はポリバケツの底から少し下
針金とチューブ3本まとめて入れています。軽いのでおもりがあればなお良い。
サイホンの原理が上手く行くよう、ポリバケツは別のバケツの上に置いてます。
点滴調整器
屋外なので太陽光があたり高温でも点滴が正確に行えるか実験中です。
ポタポタの先端
茄子の茎元の先端部(透明プラ)
先端部(透明プラ)内にごく小さなフィルターがあり、バケツの中のゴミや細かい土があるとこのフィルターで目詰まりして点滴がストップしてしまった。針でつつくとこのフィルターのゴミが取れて再び点滴の水が出るようになった。
(2020/06/29追記)夕方10秒間10滴として夜間点滴して、早朝になると点滴速度が低下している。寒暖の差でチューブの変形や点滴調整器の変形などが影響しているのかも知れない。本来の医療点滴は室内でしかも長くて数時間なので再調整することは少ないが、屋外でしかも12時間の点滴に一定量の点滴を求めるのは本来の使い方ではないので仕方がない。
(2020/08/09追記)約2ヶ月が経過しました。次の欠点を持ちながら働いています。
1. 3本の点滴チューブで10秒間20滴で、10Lの水が一晩で無くなる。
2. 水の中に蚊、ボウフラやゴミがあると先端部が詰まる。
3. 点滴量調整用の円盤が長時間チューブを圧迫しているので、翌朝は調整する場所を変えないと水通りが悪い。
4. 水が空になり、その後水を満タンにしても先端から水は出ない。先端から一度水が出るように吸い出す必要がある。口で吸ってもよい。
我が家の家庭菜園は自宅から少し離れたところにあり、電気・水道がありません。水やりは貯蔵雨水を使っています。条件が悪いですね。
試作品1(ゴミ)
DAISO100均自動給水器なるものを買ってみましたが、点滴量の調整が出来ませんでした。陶器製の先から水が勢いよく出てしまいました。
緑のチューブを折り曲げて点滴量を調整しますが、ペットボトルを上に置かないと水が出ませんでした。また水量もかなり多くすぐにボトル内の水が無くなってしまいました。
試作品2
医療用輸液セット(点滴チューブ)の水量調整パーツが欲しくてAmazonで購入、10本1,404円でした。針はもちろん使いません。
針は使いません。針のチューブは外れます。
2Lのペットボトル底部に穴を開け、クリヤーボンドで接着し、さらにグルーで固めました。
これは点滴パックに挿すパーツです。水は2Lで約2kgあります。最初接着が弱いと水漏れしました。ゴムパッキンがあれば、それで水漏れを防止した方が良さそうです。工夫のし甲斐のある個所です。
点滴器の実験をしています。振動を与えると、ペットボトルとチューブ挿入口の隙間から水漏れが発生しました。
点滴量の計算
この輸液セットには、20滴1mL=1滴0.05mLと書かれていました。病院に行くと看護師さんが時計を見ながらしたたる点滴量を調べています。ここでは10秒間に何滴したたるといいのか計算してみました。
計算1 10秒間に10滴の場合
1分間=60秒に60滴ですので3mL、これは1時間=60分では180mL、10時間では1.8Lです。
計算2 10秒間に20滴の場合
計算1の結果から、2Lのペットボトルなら、5.5時間水を垂らすことが出来ます。
計算3 10秒間に9滴の場合
1分間=60秒に54滴ですので2.7mL、これは1時間=60分では162mL、12時間では1.94Lとなり2Lのペットボトル1本分です。
計算4 10秒間に4.5滴の場合
計算3の結果から、ゆっくり24時間水を垂らすことが出来ます。
実際に設置するのはこれからですが、注意点は
・ペットボトルが日光でレンズにならないようにボトル周りを遮光する。
・水の出口より上にペットボトルを置く。
・ボトルキャップは空気が通るようにゆるく締めておく。
応用例 茄子の潅水
茄子3本の茎元に点滴チューブを設置しました。
・10秒間に9~10滴
・水タンクは10Lポリバケツ
・点滴調整器はポリバケツの底から少し下
針金とチューブ3本まとめて入れています。軽いのでおもりがあればなお良い。
サイホンの原理が上手く行くよう、ポリバケツは別のバケツの上に置いてます。
点滴調整器
屋外なので太陽光があたり高温でも点滴が正確に行えるか実験中です。
ポタポタの先端
茄子の茎元の先端部(透明プラ)
先端部(透明プラ)内にごく小さなフィルターがあり、バケツの中のゴミや細かい土があるとこのフィルターで目詰まりして点滴がストップしてしまった。針でつつくとこのフィルターのゴミが取れて再び点滴の水が出るようになった。
(2020/06/29追記)夕方10秒間10滴として夜間点滴して、早朝になると点滴速度が低下している。寒暖の差でチューブの変形や点滴調整器の変形などが影響しているのかも知れない。本来の医療点滴は室内でしかも長くて数時間なので再調整することは少ないが、屋外でしかも12時間の点滴に一定量の点滴を求めるのは本来の使い方ではないので仕方がない。
(2020/08/09追記)約2ヶ月が経過しました。次の欠点を持ちながら働いています。
1. 3本の点滴チューブで10秒間20滴で、10Lの水が一晩で無くなる。
2. 水の中に蚊、ボウフラやゴミがあると先端部が詰まる。
3. 点滴量調整用の円盤が長時間チューブを圧迫しているので、翌朝は調整する場所を変えないと水通りが悪い。
4. 水が空になり、その後水を満タンにしても先端から水は出ない。先端から一度水が出るように吸い出す必要がある。口で吸ってもよい。