kuriyan60

還暦くりやん旅に出る

若き時代にバッグパッカーとしてアメリカ大陸横断を果たしたくりやんが還暦を向かえ再び海外旅行に挑戦します。 また海外SIMなど個人旅行で必要な事柄を備忘録として記事にしています。

ナイトライト

2 6月

ダイソー 200円 ナイトライト 検証 と 改造

 暗くなると自動点灯するナイトライトは我家の必需品

(2019/06/02下記改造後設置)順調に動作中
(2019/06/14 再改造 実験4参照)
(2019/11/18)順調に動作中
(2020/10/09)順調に動作中
(2021/01/07)順調に動作中
(2021/07/11)ダイソー改は順調に動作中
(2021/10/21)回路図のブリッジダイオードの方向を訂正


P_20190604_194512_vHDR_On
 上:ダイソー200円改造品 下:ヤザワ2個467円改造品

 格安ナイトライトは改造して初めてまともな動作をする。ダイソーの100円の貝型(写真)、ヤザワの2個467円のナイトライト(円筒形)を改造して使っている。

【改造のポイント】
1. 十分暗くなって点灯 SCRのトリガー電圧調節・CDSの抵抗値変更
2. 適度な明るさ    LEDに流れる電流の制限
3. 発熱しない     回路全体の電流の制限・コンデンサの容量(つまりリアクタンス)変更(参考記事はこちら


【ヤザワ製の改造】
 ダイソー製とそっくりだが少し高いだけあって作りは良い。(改造記事はこちら

【ダイソー製200円】
 筒形ナイトライト(写真)以前300円のものがあった。

最初に結論】
 1. ヤザワの2個467円の作りと比べて、ダイソーのは200円にしては作りが雑。
 2. 常夜灯としてはLEDが明るすぎる。また抵抗の発熱が酷い。すぐ壊れそう。
 3. 改造したらかなり良くなった。

 DAISO_100_200_Night_Light.pg
 今回の改造は右の丸棒型です。

bridge_Di
 改造前のオリジナル回路と改造後の回路
R1:150Ω1/8W R2:150Ω1/8W R3:470KΩ1/8W R4:1.5MΩ1/8W
C1:0.47μF250V C2:10μF50V D1~D4:整流用ダイオード CDS 橙色LED
SCR:PCR606J


P_20190602_191232_vHDR_On
 基板裏

【オリジナルの動作確認】
P_20190602_163048_vHDR_On

 オリジナル基板でCDSに袋をかぶせて点灯させる。しばらくするとR1とR2付近から特有の臭いが出てくる。AC抜いて触ると熱い。

P_20190602_163645_vHDR_On
 茶色はC1:CBB2の474=0.47μF250V

 この容量でR1両端の電圧はAC2.6V。計算上は約17mA流れて44mWの発熱。1/8Wというのは、0.125W=125mWなので、これで持ちそうだが実際は抵抗が発熱して匂って来た。

【実験手順】
実験1:抵抗のワット数を変更。コンデンサの容量を1/2に変更
実験2:コンデンサの容量をさらに減らす
実験3:1/8W抵抗3本並列
実験4:CDSに抵抗を並列


P_20190602_171226_vHDR_On
 実験1
 青い抵抗は、100Ω1/2Wと50Ω1/2Wの直列で150Ω1/2W。茶色いコンデンサは、474=0.47μFを2個直列にして0.235μFとした。このケースでは、150Ωの両端のAC電圧は1.2V。計算上は約8mA流れて9.6mWの発熱。抵抗の発熱はあまり感じなくなった。LEDの明るさはやや弱くなった感じ。

P_20190602_171749_vHDR_On
 実験2
 コンデンサを青い124=0.12μFに交換した。このケースでは、150Ωの両端のAC電圧は0.5V。計算上は約3.3mA流れて1.7mWの発熱。抵抗の発熱は感じなくなった。LEDの明るさは弱まった感じだが、十分明るい。この砲弾型LEDの両端の電圧は2.6~2.8Vだった。

P_20190602_185358_vHDR_On
 実験3
 510Ω3個並列したものを2組作り、R1・R2と交換。青いフィルムコンデンサ0.12μFも交換して基板に半田付けした。このケースでは、抵抗の両端のAC電圧は0.5~0.6V。計算上は約3.5mA流れて約2.1mWの発熱。3個の抵抗とリード線からも放熱するので発熱はあまり感じない。

P_20190602_190155_vHDR_On
 赤外線温度計で測定すると周囲温度約20℃に対して25℃程度なので、真夏35℃としても発熱は50℃以下に抑えられるはず。真夏の常夜灯としても十分使用に耐えると判断した。

P_20190602_190443_vHDR_On
 交換した抵抗とコンデンサ

P_20190602_191315_vHDR_On
  交換したコンデンサ

P_20190602_200705_vHDR_On
 CDSに並列に39KΩをかます。39KΩの位置がずれているが回路図的にはちゃんと並列になっている。

 実験4
 暗くなるとCDSの抵抗値が上昇してSCRがトリガーされLEDに電流が流れ点灯する。オリジナルでは少し暗くするだけでLEDが点灯した。十分暗くなってから点灯させる方法の一つとして、CDSに並列に抵抗をかますことが有効なことはこれまでの改造で分かっている。
 CDSに平行に100KΩの半固定抵抗をかまして、ぐるぐる回し、好みの暗さでLEDが点灯する場所を選ぶと34KΩだった。33KΩと39KΩの中間なので、今回は39KΩ1/8WをCDSにかますことにした。結果オーライ。
 廊下に設置したところ、暗くなるとパッと点灯し、天井灯をつけると瞬時に消灯した。これで目標達成。
(2019/06/14追記)
 もう少し暗くなってから点灯するように、39KΩ1/8Wを33KΩ1/8Wに変更した。


【発熱問題】
 常夜灯として下向きに設置。点灯中は部品の入っている上部に少し発熱が感じられる。オリジナルと比べると格段に少なくなり長寿命が期待される。


bridge_Di
 回路図(再掲)

 改造・交換するパーツのまとめ
1. 抵抗の発熱対策
  R1・R2を、510Ω1/8Wを3個並列にし170Ω約1/3W として交換
2. 回路の電流、LEDの明るさ制限
  C1:474=0.47μF250V を124=0.12μF250Vに交換
3. 十分暗くなってから点灯
  CDS に並列に39KΩ1/8Wをかます。

【さらに改良】
 ダイソー200円のLEDはかなり明るく電球色より白色に近い。ヤザワの円筒形にもダイソーのカラーセロファン・オレンジ色を巻き付け改良した経験がある。
 今回もプラ円筒形の内側にカラーセロファンを巻き付けよりオレンジ色に近くなるよう改良した。LEDを赤マジックで塗るとオレンジ色がより強みを増した。

P_20190604_193616_vHDR_On


P_20190604_193949_vHDR_On


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 上:ヤザワ改(フィルム巻付け済)下:ダイソー改

P_20190604_194335_vHDR_On
 上:ヤザワ改は暗く点灯するようにしてベッドサイド用
 下:ダイソー改は明るいので階段照明用


P_20190604_194551_vHDR_On
 上:ダイソー改 下:ヤザワ改

P_20190604_194512_vHDR_On
 上:ダイソー改(未だ白っぽい)下:ヤザワ改(オレンジ)

【設置場所について】
・暗いヤザワ改は寝室の入り口に設置。トイレに行く時のドアの位置が分かるだけの光量でよい。
・明るいダイソー改は夜間の階段を照らすように設置した。階段の天井灯が点灯するとこれはすぐに消灯する。

30 12月

ヤザワYazawaのセンサーつきナイトライトNL30の改造

ヤザワの明るさセンサーつきナイトライトをヨドバシ.comで格安のを見つけたので改造目的で買いました。2個で467円(税込)

(2019/03/02追記)改造後も2個とも正常に動作しています。
(2019/06/03追記)2個とも正常に動作しています。
(2020/10/09追記)2個とも正常に動作しています。2個目の明るさを調整。
(2021/06/21追記)2個とも正常に動作しています。
(2021/07/04追記)1個目の夜間点灯を少し明るくした。


以下は、その改造の記録です。

P_20181230_145322


P_20181230_145359

P_20181230_145510
 点灯する時の部屋の暗さと消灯する時の部屋の明るさにはかなり隔たりがある。閾値の幅が広いということ。
P_20181230_145517
 透明カバーは好みに合いませんでした。

P_20181231_134853
本体ネジ(へこみ△形)を外し透明カバーを何とは殻割して基板を眺めたところ、ACコンセントのついている方が硬くて外せませんでした。
P_20181230_151645
 100均より作りは良さそうです。

P_20181230_151835
 基板が外れない。ACコンセントが邪魔をしている。
P_20181230_152139
 LEDは電球色の砲弾型で指向性強い。拡散型などに変更しても面白い。

短所)
1.廊下が明るくても点灯する。もう少し暗くなってから点灯させたい。
2.夜間LEDが明るすぎる。
3.点灯すると透明カバーの筋が見える。
4.PSE電気用品安全法マークが無い。

対策)
1.CDSに並列に抵抗33-38KΩをかます。
2.LEDのリード線に抵抗を直列に入れる。
3.半透明のカバーとして、古いフィルムケースを被せてみると少し改善された。好みの雰囲気にするためもう少し別の何かを探して見たい。
4.どうしようもない。

P_20181230_152801
 LEDのみ点灯
P_20181230_152821
 拡散棒とフィルムケース
P_20181230_152752
 LEDにフィルムケースのみ被せた
P_20181230_153335
 CDSに並列に50kΩVRをつけ充分暗くなると点灯するようにした。33-38kΩあたりか。
P_20181231_135754
 個体差あるけど、写真の33Kは暗くなっても点かず、39KにしたらOKだった。
P_20181230_154858
 LEDに直列に5kΩVRを入れ好みの明るさに調整できるようにした。1.6kΩ位が良かった。カバーについては、現在、乳白色系のカバーを探しています。

P_20181231_170333
 カバーの良いのが見つからないので、代わりにセロハンを棒の周りに何回か巻いて暖色を強くした。
P_20181231_174008
 点灯前
P_20181231_174039
 最終的に、LEDを手持ちの白色でビームの弱いものに、CDSには平行に47+22=69KΩを並列に、LEDに直列に2.7kΩに入れて、好みの色と明るさに改造して終了。深夜トイレに行く時に僅かに橙色に点灯している程度です。この写真よりかなり暗くしていますので睡眠の妨げにはなりません。

(2021/07/04追記)1個目の夜間点灯を少し明るくした。
LEDに直列に入っている2.7kΩの抵抗に並列に100Ωを入れていたが、それを52Ωに変更し明るく点灯するようにした。



2個目を改造(2019/01/21追記)
 やはりあまり暗くならないうちに点灯し、結構あかるくなっても消灯しないので、1個目と同じような手順で改造しました。
1. オリジナルの橙色LED(Vf=1.9V)を手持ちの白色LED(Vf=3.0)に交換
2. CDSに平行に100kVRで調整したのち56kΩに決定
3. 白色LEDに直列に5kVRで調整したのち、900Ω(1.8kΩを2本並列)に決定
 明るさは抵抗を入れた分暗くなりましたが、明滅がオリジナルより改善されたので、白色のままでしばらく使います。
4.(2019/06/23追記)白色を1個目と同様にカラーセロハンを巻いてオレンジ色に変更しました。
5.(2020/10/09)白色LEDに直列に入る3.の900Ωを取り去り、基板上のオリジナルの抵抗に戻す。さらにその抵抗に510Ωをパラ接続し、気持ちだけ明るくした。

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