YDA138 ステレオ bluetooth デジタルアンプボードHW-642-Aの爆音対策
YDA138btAMP1
(データ)
アンプチップ: YDA138(Yamaha)
Bluetoothチップ:AS19AP
動作電圧: 8.5〜14VDC (電源入力極性保護)推奨電源: 12v dc電流2A
出力インピーダンス: 4〜10オーム
出力電力: 2X10W (8オーム) 、15ワット + 15ワット (4オーム)
仕様モデル: HW-642-A (他にSW-HF187があるが同じ回路かは不明)
サイズ: 40x60mm
重量: 14グラム
(購入価格)
Aliexpress 377円(2021/03/01注文)

(ケース実装)
VHM-313 TPA3110D2 2x15Wアンプ モジュール(現在故障中)とほぼ同じサイズなので、タカチの小型ケースSW-100Sに入れました。
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 両面テープで放熱板を貼る 3.5Φミニジャックヘッドホン出力は不使用
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 基板裏にも両面テープで放熱板を貼る

(仮配線で運用)
・12V電源を入れるとピポと爆音が出て、Bluetoohでリンクすると再度爆音が出ました。前のVHM-313は控えめな音で良かった。

(BT接続)
・Windows10PC+BT標準スタックに、CSR4.0 Bluetooth USBドングル(古いBT4.0規格)を挿したPCでは、BLE_NAME、Xpecial Audioの2つのデバイスが見えた。どちらもペアリング出来たが、音が出たのはXpecial Audioに接続した時のみだった。BLE_NAMEは削除しても影響は無かった。
・手持ちのスマホからもXpecial Audioで認識・接続されてオーディオ再生された。
・ボリュームが無いので、音量調整はPCやスマホでする。前のVHM-313より音量がかなり大きい。
・BT接続できる距離は10m程度
・音声については無声状態からの立ち上がりに頭切れが目立つ。音楽は無音状態が短いので頭切れは目立たない。


2021/03/25現在
とにかく爆音が酷い。
・使い勝手は前のVHM-313の方が良い。
 こちらもご覧ください。


2021/03/28ゲインを落とす改造
・電源ONとBT接続ONのピポパ音の爆音は、YDA138のゲインが大きすぎるということが判る。

・データシートの26pinのVOL0、27pinのVOL1の利得関係
YDA138_GAIN
  基板オリジナルはVOL1:0がL:Hで30dBなので、これをゲイン最低のVOL1:0がH:Hで18dBにすればよい。つまり27pinVOL1をHにする。
20210328_094341_1K
・R3の空パターンに1Kのチップ抵抗をつけるのがベストだが、生憎チップ抵抗がないので、回路的に同等な、DVDD+5V 22pinとVOL1 27pinの足に1Kの抵抗を半田付けした。
 20210328_104828

(改造の結果)
・爆音は相変わらず大きいが、アンプのゲインが30dBから18dBとかなり改善された
・さらに改善させるには、BTチップAS19APからの入力を絞る必要があると思う。

つづく



参考資料 YDA138のブロックダイアグラム
YMAHA_YDA138